子どもをテーマに話し合う「子どもカフェ」。
参加メンバーからレポートが届きました。Facebookに掲載したものを、こちらにも掲載します。
1月26日、久々に「つくば・市民ネットワーク 子どもカフェ」開催しました!
今回のテーマトークは、包括的性教育。最近よく聞くと思いませんか。
自分の子どもを守るには?というところから学び始めたというAさんを今回の「案内役」にお願いしました。
まずは、それぞれの性教育へのイメージ、自分が受けてきた教育などを一言ずつ語ったのですが、、、
驚いたのはAさんの育児仲間である平成ママたちが受けてきた性教育が、昭和世代とほとんど変わっていないということ。(ちなみに「昭和の性教育」は女子だけ集められて生理の話を聞く、映画『おもひでぽろぽろ』に出てくるアレです)。
まず自分たちがわからないと子どもには伝えられないね、という点で一致。
包括的性教育に関してはユネスコが監修した国際セクシュアリティ教育ガイダンスがあり、日本語でもその活用のためのガイドブックが出版されています。
しかし、、、厚い。Aさんも「読んだ端から抜けていく」と嘆くほど。
では、従来の考え方と包括的性教育が一番違うところはどこ?
一言でいうと
「人権」の考えが基本にあること。
「人権」って日本語ではなかなか難しく聞こえるのですが、自分のことは自分で考えて決めることができる、っていうこと。そして自分のことを大切にできること。
頭ではわかっていてもね、、、そこで2つの動画を見比べました。
生命(いのち)の安全教育動画教材(幼児期) (文部科学省)
Consent for kids (日本語版)(ハートネット72)
同じようなことを伝えているようでいて、歴然とした違いがある。「立ち位置」が違うことを参加者一同実感。ぜひご覧ください。
性のことを隠すことではないと伝えたい。それには親子で話せる関係を小さいうちに作っておきたい、という思いがあります。
そして、加害者にも被害者にもならない。
もし被害を受けてしまったら、どこか、だれかに言う先がある。そのことをみんなが知っている、まずはそんな世の中にしていきたいね、と話しました。
「包括的性教育」には熱心に取り組まれている方が何人もいらっしゃって、素晴らしい絵本、図書も増えています。その一部もご紹介いただきました。
今回はイントロダクション。具体的にどうしたらいいのか、子どもが大きくなっていったら何をしたらいいのか、と、ここから広がるテーマがたくさんあります。継続的テーマとして次もやりたいね、ということになりました。
「あっ、このテーマなら参加したい!」という方、市民ネットまでご連絡ください。
お子さんの有無、年齢等は問いません。