あさのえくこ 一般質問 

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小中学校の特別支援教育  個別計画や支援員をもっと活かして!

地域の学校に通いながら、 生活面や学習上の困難を改 善していく指導や支援を受 けている児童・生徒はつくば 市全体で800人を超え、年々 増加傾向にあります。



「特別支援教育支援員」の役割は? 
教職員だけでは、物理的にも手が足りない部分があり、「特 別支援教育支援員」がサポートします。つくば市では今年130 人を超える支援員が配置されており、この4年間に倍増しまし た。しかし、支援員からは「子どもたち一人ひとりの情報を学 校と共有してもらえず、どのように支援してよいかわからない」 「支援について質問や提案がしにくい」といった悩みが多く届 いています。

そこで今回教員と支援員との情報共有の手段を質問しまし た。答弁では、支援中に気づいたことをホワイトボードなどで 共有、個別の児童・生徒の様子について検討する学校での「ケ ース会議」への参加、また、参加できない支援員にはケース会議の内容を閲覧してもらう、などの例が挙げられました。こう した情報共有をすべての学校で確実に行うよう要望しました。 また、校外学習への付き添いについて、児童・生徒の希望の 確認、必要であれば支援員の同行(現在17校で実施)を、すべ ての学校で徹底してもらうよう要望しました。


個別の計画、ご存知ですか? 
特別支援教育を受けている児童・生徒一人ひとりには支援 の土台となる個別の「教育支援計画」や、学業・生活面の毎年 の「指導計画」が立てられています。しかし、そうした計画が手 元にない、または役割を知らない保護者が多いのが実態です。 そこで、まずは計画について保護者へ文書で知らせ、保護者と 学校が話し合う際に共有する「土台」とするよう提案しました。 もちろん、計画のコピーを保護者が持つことが前提となります。 保護者、学校がよい関係を作り、一人 ひとりが自立するために、つくば市が特 別支援教育として取り組むべき課題は何 か、これからも調査、提案を重ねていき ます。